ルカシェンコ大統領「(核兵器の配備は)ベラルーシを守るため」“戦略核兵器もあり得る”認識示す 国連安保理は緊急会合
ロシアが隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備する方針を表明したことを受け、国連の安全保障理事会は3月31日、緊急会合を開きました。
国連・中満泉事務次長「すべての国は緊張を高める行為を避けるべきだ」
国連の軍縮部門トップ、中満泉事務次長は、ロシアが戦術核兵器をベラルーシに配備する方針を表明したことを念頭に、「核兵器が使用されるリスクは冷戦以降、かつてないほど高まっている」と強い危機感を示した上で、各国にNPT(=核拡散防止条約)を順守するよう求めました。
会合では各国からロシアへの非難が相次ぎましたが、ロシアの大使は「NPTに違反するものではない」と強調しました。
また、ベラルーシのルカシェンコ大統領は31日、必要ならば戦略核兵器の配備もあり得るとの認識を示した上で、核兵器の配備は「ベラルーシを守るためのものだ」と主張しました。