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次世代セミクローズド温室で光合成をリアルタイム測定 収穫量50%以上増の達成を目指す 愛知県

2024年1月19日 16:23
次世代セミクローズド温室で光合成をリアルタイム測定 収穫量50%以上増の達成を目指す 愛知県
提供:あいち産業科学技術総合センター

愛知県は18日、豊橋技術科学大学の高山教授らが開発を進める次世代セミクローズド温室において、光合成速度のモニタリングなどを行う実証実験を実施すると発表しました。

セミクローズド温室は、高CO2濃度を長時間維持しながら換気を最小化することで光合成速度を向上させるものですが、今回の実証実験では、セミクローズド温室内に光合成チャンバという実験装置を設置し、温室内で栽培したトマトの生育状態や光合成速度のモニタリングなどが行われる予定です。

この実証実験は「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期」の研究によるもので、作物の収穫量50%増以上の達成を目標にしているということです。

このプロジェクトの今後について県は、「作物の生育状態を判断する画像計測ロボット導入などのDX化を進めながら通年で実証実験を行うとともに、農業従事者と産学の情報交換等を通じて、新しい農業の担い手となる人材の育成にも活用する」としています。

  • 中京テレビNEWS NNN
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