【衆院選2024・愛知7区】“逆風”に立ち向かう元大臣に4人育てるママと真面目な新人2人が挑む!
4人の子を育てるパワフルな母 国民民主党の新人・日野紗里亜氏
10月19日、愛知県日進市のプライムツリー赤池前にいたのは、衆院選に初挑戦する国民民主党の新人・日野紗里亜さん(36)。
国民(愛知7区) 新人 日野紗里亜氏(36):
「子育てや介護・がんなどで仕事を諦めなくてもいい世の中を、私、日野紗里亜が仲間と共につくってまいります」
演説では子育てや介護と仕事との両立、保育士や介護士の処遇や労働環境の改善を訴えます。
その様子を見守る4人の子どもたち。実は日野さん、普段は三つ子を含む4人の子を育てるパワフルな母なのです。
国民(愛知7区) 新人 日野紗里亜氏(36):
「乳児期の三つ子の育児は、人生でこんなに大変なことがあるのかっていうくらい大変だった。(育児で)培った気力・体力があるから選挙戦を乗り切れるのかもしれないです」
元気の源は、4人の育児の経験と家族の支えです。育児と両立しながら目指す国会への道。家族みんなで挑む選挙戦です。
“逆風”に立ち向かう大ベテラン 自民党の前職・鈴木淳司氏
迎え撃つのは、自民党の前職・鈴木淳司さん(66)。衆院選に6回当選し、総務大臣を務めた大ベテランです。
地元のお祭りでは、さすがの知名度。行く先行く先で声をかけられますが、今回、本人が感じていることは・・・。
自民(愛知7区) 前職 鈴木淳司氏(66):
「なかなか逆風で・・・すさまじい逆風で」
鈴木さんは去年12月、収支報告書の不記載が発覚。総務大臣を辞任しました。今回の選挙戦では、意図的な不記載ではなかったことを説明した上で、謝罪を繰り返しています。
地元の人から「がんばってくださいね。応援してますから」「YouTube見ました! よかったよ-!」と温かい声援を受け、この地で長く培ってきた信頼が、逆風に立ち向かう原動力だといいます。
演説では安定したエネルギー供給や、経済の再生を訴えます。
自民(愛知7区) 前職 鈴木淳司氏(66):
「確かな政治、日本をつくっていく。頑張りますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。鈴木淳司にうそはありません。誠心誠意取り組んでまいります」
イメージカラーは“黄色” 共産党の新人・鈴木弘一氏
共産党の新人・鈴木弘一さん(49)は、給食費の無償化や賃上げ、憲法9条を生かした平和外交を訴えます。
共産(愛知7区) 新人 鈴木弘一氏(49):
「日本共産党を伸ばし、一緒に懐に優しい経済を実現しようではありませんか」
初めての衆院選でこだわったのは、イメージカラーの黄色。イメージカラーで認知してもらえるようにと、ポスターも黄色で作っています。よく見るとスタッフの服も黄色というこだわりよう・・・。
共産(愛知7区) 新人 鈴木弘一氏(49):
「希望を失って人間らしさを失っている皆さんの顔を見て、これは逆に明るく変えないと ダメだと思うので黄色を使っている」
1日あたり約10か所で演説を行い、慣れてきたかと思いきや、言葉につまってしまう場面もあるといいます。
そんな鈴木さんについて支援者は「真面目すぎる。最近やっと話が聞けるようになったけど。すごく柔らかくなって、人の気持ちがよくわかっていただけるようになりまして」と話します。
まだ緊張しがちな鈴木さんですが、ひたすら地道に訴えます。
10月15日に公示された衆議院議員選挙は、10月27日(日)に投開票です。