「愛知県障害者グループホーム問題連絡協議会」の初会合 利用者などから寄せられた相談内容や支援状況などが報告される
障害者向けのグループホームの運営会社が食材費を過大徴収していた問題で、愛知県は利用者などへ迅速な支援を実施するための協議会を設置し、20日、初会合が行われました。
この問題は、愛知県を中心に全国で障害者向けのグループホームを運営する福祉事業会社「恵」が利用者から食材費を過大に徴収していたものです。
これを受け、愛知県は利用者やその家族を支援するための「愛知県障害者グループホーム問題連絡協議会」を設置し、20日、その初会合が開かれました。
協議会は自治体の福祉担当者や民間の障害者支援団体などで構成され、会合では利用者などから寄せられた相談内容や支援状況などが報告されました。
ほかの施設への移転を希望する声などがある一方で、受け入れ先がなくなると困るという相談も寄せられていて、今後、自治体で連携して新たな受け入れ先の調整を行っていくということです。
県は来年2月をめどに「恵」に対する行政処分を検討するとしています。