皇族数確保し安定的皇位継承へ 与野党が会議「今国会中のとりまとめ目標」
安定的な皇位継承のあり方をめぐり、皇族の数を確保するための方策などについて話し合う衆・参両院の議長や与野党の代表者らによる会議が、17日から始まりました。
17日午後行われた安定的な皇位継承のあり方をめぐる会議には、衆・参両院の正副議長や林官房長官のほか、与野党10党・3会派の代表者が参加しました。
安定的な皇位継承をめぐってはおととし1月、皇族の数を確保するため、「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」と「皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎える案」の2つの案などを盛り込んだ政府の有識者会議の報告書が国会に提出されています。
17日は各党・各会派が安定的な皇位継承のあり方について、それぞれの考え方を説明したということです
衆議院 額賀議長
「各党会派のご意見の調整をした上で、国民的な合意、国民の総意をまとめていくということが私どもの仕事だと思っておりますので、しっかりと誠意を持って頑張っていきたいということでございます」
衆議院の額賀議長は会議のあと、「きょうから立法府の総意としての 意見集約に向け、スタート台に立った」とした上で、「可能な限り、今国会中の意見のとりまとめを目標に力を尽くしていきたい」と考えを示しました。
会議は今後、毎週木曜日に行う予定で、次回は「女性皇族が結婚後も皇室に残る案」などを中心に議論するということです。