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名城大学ヨット部 廃部の危機を乗り越え「世界大学セーリング選手権」に日本代表で出場

2024年4月22日 19:07
名城大学ヨット部 廃部の危機を乗り越え「世界大学セーリング選手権」に日本代表で出場
画像提供:名城大学ヨット部
名城大学のヨット部が、6月4日にイタリアで開催される世界大学セーリング選手権に日本代表として出場することが決定しました。

3月に愛知県豊川市で開催された「セイル・オン 第12回JYMA選抜大学対抗&U25 マッチレース」に初出場ながら決勝に進出。決勝では惜しくも慶応大学に敗れ準優勝となりましたが、慶応大学が世界選手権への出場を辞退したため、同大学の出場が決まったということです。

1950年に創部した同大学のヨット部は、2000年頃から部員が5人以下になり、2010年からの2年間は部員1名で活動するという廃部の危機に追い込まれましたが、最後の1人が4年になる春にコーチやOBが新歓をして10人以上が入部。以降、毎年数人の部員が入部し、現在は2年生から4年生の23人が在籍しています。最後のインカレ団体戦出場は25年前、部員の世界大会出場も23年ぶりとなります。

世界大学セーリング選手権は14カ国16チームが参加し、「ドルフィン81」という艇種に男女混合の4~6人が乗り込んで一斉にスタートする「フリートレース」方式で競います。

同大学ヨット部の横井誠也主将は選手権出場について、「これまで応援してくださった皆様の期待に沿えるよう自分たちらしく戦い、日本にメダルを持ち帰ります」と意気込みを語っています。
  • 中京テレビNEWS NNN
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