柄入り越前和紙のポチ袋 正月前に需要増える 「漉き合わせ」技法で柄入れ
柄入りの越前和紙で作ったポチ袋
今年も残すところあと1か月。越前市の山田兄弟製紙では、梅や竹などめでたい柄の越前和紙を使ったポチ袋など、正月用の商品の需要が増えています。(11月30日)
「漉(す)き合わせ」と呼ばれる技法を用いて作られていて、ベースとなる無地の紙を漉いた上に、柄の透かしが入ったシリンダーを回転させて白の模様を漉くことで、柄を浮かび上がらせています。
山田晃裕社長
「季節に合ったものやハレの日に使えるようなポチ袋、人に渡して喜んでもらえるような柄があるので需要が増えています」
柄は全部で15種類あり、最近は企業の新年のあいさつ用として、メモ用紙に加工したノベルティも人気だということです。