中池見湿地復元へ盛り土撤去 北陸新幹線トンネル工事の影響で水位低下の代償に
北陸新幹線のトンネル工事の影響で、敦賀市の中池見湿地で地下水の水位が低下したことから、鉄道運輸機構はその代償として湿地を広げる作業に取りかかりました。
ラムサール条約湿地に登録されている敦賀市の中池見湿地の東側にある後谷では21日、盛り土の撤去作業が進められていました。
後谷エリアでは、北陸新幹線の県内延伸に伴う深山トンネル工事の影響で地下水の水位が低下し、沢に流れる水の量が減ったことから、鉄道運輸機構はその代償として、湿地のビジターセンターの建設時にできた盛り土を撤去し、湿地に戻す作業を7月から始めました。
作業は来年4月ごろまで続く予定で、湿地の復元に向けて鉄道運輸機構では、水の状況や動植物の生息状況を注視していく考えです。