クマの捕獲へ県が計画見直し検討 人に危害を及ぼす可能性を問わず 各地で出没相次ぐ 11月末までに700頭超
クマの出没が相次ぐ中、県は人に危害を及ぼす可能性がない個体でも捕獲できるよう、野生動物の保護や管理に関する計画の見直しを検討しています。(12月6日)
12月県議会の一般質問で6日、県が説明したもので、現在の計画では、ツキノワグマは人に危害を加えたり、その可能性がない限りは捕獲することができないとされていますが、近年は数が増え、生息範囲が広がっているとして、人的被害の可能性がなくても捕獲できるよう「保護」から「管理」に移行することを検討しているということです。
県内では今年度、11月末までに合計701頭のクマの出没が確認されていて、前年度1年間に確認された数の2倍以上に上っています。県は専門家の意見も仰ぎながら、計画の見直しを行う考えです。