三菱UFJフィナンシャル・グループが、投資の運用一任サービス最大手「ウェルスナビ」を買収する方針であることが分かりました。

ウェルスナビは投資家の年齢や年収をもとに自動で最適な投資商品を提案し、運用を一任する「ロボアドバイザー」サービスを提供しています。預かり資産の規模は1兆円を超え、業界最大手です。

三菱UFJフィナンシャル・グループはすでにウェルスナビの株式の15％以上を保有していますが、関係者によりますと、年度内にも全株式の取得手続きを行い、完全子会社化する方針です。

三菱UFJ側としては、投資を気軽に始められる環境づくりを強化する狙いがあります。今年始まった新NISAで個人投資家の裾野が広がる中、大手金融機関の間では顧客の取り込み競争が激しくなっています。