石破首相が初の日米首脳会談 トランプ大統領から直筆のメッセージ入り記念写真も 日米トップは関係を築けたか?
日本時間8日未明、石破首相はトランプ大統領と対面では初めてとなる首脳会談を行いました。お互いを「褒め合う」形でスタートした会談は、どのような内容だったのでしょうか。石破首相はトランプ大統領と関係を築くことは出来たのでしょうか。
日本時間の午前2時ごろ、アメリカのホワイトハウスでついに対面した“日米のトップ”。
トランプ大統領
「日本を愛してる」
そして始まった首脳会談。石破首相は緊張した表情でこう切り出しました。
石破首相
「(トランプ大統領が)狙撃をされた時に、ひるむことなく立ち上がられ、拳を天に突き上げて、その時の写真が非常に印象的でありました」「あの写真はおそらく歴史に残る1枚だったと思います」
トランプ大統領
「サンキューベリーマッチ」「私のよき友人だった安倍元首相から石破首相のことを尊敬していたと聞いています」
お互いを“褒め合う”という形でトップ会談は始まりました。「何を言いだすか分からない」といわれるトランプ氏と、どのような議論が行われたのでしょうか。ワーキングランチも含め、およそ2時間にわたり行われた会談後。
トランプ大統領
「先ほど撮ってきた写真をお渡しします」「石破首相ほどハンサムだったらよかったんですけど」
石破首相
「サンキュー」
トランプ氏から直筆のメッセージで『あなたは偉大な首相になるでしょう!幸運を祈ります!』と添えられた記念写真などを贈られるサプライズがありました。
一方、石破首相もある“お土産”を贈っていました。
石破首相の地元・鳥取市にある老舗の人形店。そこにあったのは。「金」の装飾をあしらった日本の“かぶと”。複数の政府関係者によりますと、トランプ大統領が好きな「金色」で、トランプ大統領の孫にも喜んでもらいたいとの思いから、地元の品が贈られたといいます。
人形のはなふさ 英智哉社長
「このかぶとが石破さんとトランプさんとのいい繋がりを生んでくれたらなとも思っております」
そして日米共同記者会見では。
石破首相
「個性強烈で恐ろしい方だという印象がなかったわけではありませんが、実際にお目にかかると本当に誠実」「合衆国と、そして世界に対する強い使命感を持たれた方だと」
トランプ大統領
「安倍元首相は石破首相のことを素晴らしいと思っていた。首相として素晴らしい仕事をするだろう。非常に強い男だ」
記者会見で、アメリカに対する投資額を1兆ドルまで引き上げることなどを表明した石破首相。注目される日本製鉄によるUSスチールの買収問題についても動きがありました。
トランプ大統領
「買収ではなく投資だ」「USスチールに多額の投資を行うことで合意しました」
買収に反対してきたトランプ氏は、買収ではなく多額の投資をすることで合意したと説明しました。そして会見の最後、トランプ氏が関税を引き上げた場合の対応について問われた石破首相は。
石破首相
「仮定のご質問にはお答えをいたしかねますというのが日本のだいたい定番の国会答弁でございます」
トランプ大統領
「ベリーグッドアンサー!」「ベリーグッドアンサー!」
「ワーオ!!!」
(2025年2月8日放送 news every.サタデーより)