日米首脳会談受け、拉致被害者家族ら「親世代が健在なうちに再会できることが重要」などとコメント めぐみさん母も両首脳に期待感示す
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7日の日米首脳会談で、石破首相がトランプ大統領から「拉致問題の解決に向けた力強い支持をいただいた」などとしたことに対し、横田めぐみさんの弟で、拉致被害者家族会の横田拓也代表らが8日「日米で歩調をあわせられたことは良かった」などとコメントしました。
首都ワシントンでの日米首脳会談を終え、石破首相は「拉致被害者とそのご家族がご高齢となる中、私の強い切迫感と決意を大統領に直接お伝えし、拉致問題の即時解決に向けた力強い支持を改めていただいた」と述べました。
これに対し、拉致被害者・横田めぐみさんの弟で、家族会の横田拓也代表(56)は「首脳会談で拉致問題解決の必要性を表明し米国の支持を得られたこと、北朝鮮による人権侵害に対して日米が歩調を合わせられたことはよかった。家族会の親世代が健在なうちに日本の地で再会できることが重要。これが果たされなければ再び制裁と圧力強化に軸足を移す」「日本政府は(北朝鮮に対し)要求の水準を下げることなく、連絡事務所や合同調査委員会設置といった(北朝鮮による)時間稼ぎと幕引きに加担することがないよう注意していただきたい」とコメントしました。
また、めぐみさんの母、横田早紀江さん(89)は会談を受け、「石破首相は最善の努力をしてくれているなと思って見ていた。それぞれの国にもっと大きな問題がありますから、アメリカがどこまで拉致問題の話をしてくれたかは分からないんですが、拉致問題の話をなさってくれていたらいいなと思っています」とコメントしました。
さらにトランプ大統領が北朝鮮の金正恩総書記と仲が良いことを強調したことに対しては「トランプ大統領はいろんな形で上手にお話をなさるので、北朝鮮とも話しやすい人なんではないかなと思います」とし、石破首相に対しては「それぞれ総理大臣に特徴がありますから、石破首相は石破首相でいいところもおありでしょうから、安倍元首相の時のように、また違った形で信頼していただいて、拉致について(トランプ大統領と)お話ができるようになってほしいと思います」と話しました。