東日本大震災から14年となった11日夜、石巻市では震災の犠牲者を追悼する花火が打ち上げられました。

慰霊の花火は、宮城県石巻市渡波地区の住民有志でつくる実行委員会などが震災の発生から10年の2021年に始めました。

実行委員長を務める遠藤伸一さんは、渡波地区の自宅にいた3人の子どもを津波で失いました。

3月11日の夜空に打ち上げられた約100発の花火。
被災した人たちは、それぞれが思いを新たにしていました。

女川町で被災した女性
「辛いこととかみんな乗り越えて頑張ってるんだなって思うとなんかもう花火見ながら泣きそうになった」

3.11花火打ち上げ実行委員会 遠藤伸一 実行委員長
「生きてきた人たちの癒しにもなればというのと、お空に行ってしまった人たちにも届けという思い」

慰霊の花火には、能登半島地震の犠牲者の追悼と被災地復興への思いも込められました。