春闘の集中回答日に合わせ石破首相は、政府と経済界、労働界の3者による「政労使会議」を開きました。大手企業から大幅な賃上げが相次いだことについて、「官民連携が進み実を結んできている」と成果を強調しました。

石破首相
「多くの企業で今年も高い水準の回答がみられたと報告をいただきました」「官民の連携が一層進んできたことが実を結んできている」

石破首相は会議で中小企業団体から賃上げに向け、「生産性向上の支援が必要」との指摘があったとして、「政策を総動員する」と強調しました。その上で、中小企業の賃上げ実現に向け、原資を確保するための価格転嫁を適正に行えるよう法整備を急ぐ考えを強調しました。

石破首相は、さらに最低賃金の引き上げに向けて担当閣僚に対して5月をめどに具体策をまとめるよう指示しました。