若狭牛が出産のため里帰り 元気な子牛を産んでね 春から広い牧場でのびのび 県畜産試験場
トラックへと乗り込む若狭牛=8日午前10時、坂井市三国町の県畜産試験場
坂井市の県畜産試験場の牧場でのびのびと過ごした若狭牛のお母さん牛が8日、出産のためにそれぞれの農家に里帰りしました。春には元気な子牛を産みます。(12月8日)
同試験場では毎年、春から雪が降る前まで若狭牛の繁殖農家から母牛を預かっています。狭い牛舎の中にいると運動不足になって妊娠しにくいため、青草の生い茂る広い牧場でのびのびと過ごさせているもので、今年は預かった9頭のうち、5頭が妊娠したということです。
トラックの荷台に乗りたがらない牛もいたものの、職員になだめられながら、それぞれの農家へと帰っていきました。