俳優西田敏行さん(76)が死去 「釣りバカ日誌」で福井ロケ 重油事故でボランティア励ます 県内から別れ惜しむ声
映画「釣りバカ日誌」で主演を務めた俳優の西田敏行さんが17日に亡くなり、ロケ地となった福井県内でも別れを惜しむ声が聞かれます。
「釣りバカ日誌」のハマちゃん役で知られる西田敏行さん(76)は、正午ごろ自宅で亡くなったことがわかりました。
1994年に公開された「釣りバカ日誌」のレギュラー第7作は坂井市や美浜町が舞台となり、多くの県民が映画のロケをサポートしました。
このうち当時ロケ地が行われた坂井市三国町の民宿では、名優の訃報に別れを惜しんでいました。
松風荘あらや 荒川哲弥社長
「昭和の名優が一人一人いなくなっていくのですごく寂しい 西田さんはとにかく気さくな明るい人だった 亡くなったのは残念」
1997年のナホトカ号重油流出事故では、西田さんは民宿に滞在するボランティアや地元の人たちを励ましました。
西田敏行さん
「毎日このようのな寒さの中でボランティアの人はやってらっしゃたのか」
民宿のふすまに直筆のサインを残し、ボランティアの体調を気遣った西田さん。温かみのある演技で、福井の豊かな海の魅力を伝えました。