「やまのサーモン」育ててます 山あいの淡水で養殖 勝山市の新たな名産品に
勝山市の山あいで淡水で養殖されたサーモンが商品化されることになり、市では新たな名産としてブランド化を目指します。
■リポート・松田佳恵キャスター
「海のない勝山でサーモンを育てているというのですが、向かっているのは山の中です」
市街地から車で15分。勝山市野向町の山あいにあるあまごの宿では、地元の生産組合がおよそ50年にわたってアマゴやイワナを養殖しています。そのノウハウを生かして新たに取り組んでいるのが、淡水で育てるサーモン、その名も「勝山 やまのサーモン」です。
ほどよい脂と身の締まった歯ごたえのある食感で、刺身だけでなく揚げ物や焼いてもおいしいということです。
■リポート・松田佳恵キャスター
「きれいな色ですね。脂も乗ってキラキラしています。いただきます。コリコリ!食感がしっかりしていて、おいしいです」
この宿では、2年前の豪雨で15万匹の魚が死ぬ被害が出ていて、やまのサーモンを災害からの復活への起爆剤にしたいとしています。
■勝山淡水漁業生産組合 北川雅敏組合長
「こうして新しいサーモンで、将来に対してちょっと希望が持てることができた。それを励みに頑張りたい」
「勝山 やまのサーモン」は8月下旬までにおよそ500匹を出荷し、勝山市内などの飲食店で提供する予定です。