九州の生産者から届いたおいしいもの KYUSHU LOVERS MARKET(九州ラバーズマーケット)寒波の影響で短縮開催
福岡市のJR博多駅前で、九州各地の旬の食材などを集めたイベントが10日から始まりました。寒波の影響で会期は大幅に短縮されましたが、会場には、生産者との交流を楽しむ人たちの姿が多く見られました。
大分県産のジビエを使ったソーセージに、有明海産のカキの蒸し焼き。
10日から福岡市のJR博多駅前広場で始まったのは、農家直送の新鮮な食材やローカルフードなどが並ぶ「KYUSHU LOVERS MARKET(九州ラバーズマーケット)」です。
会期はもともと先週木曜日から6日間の予定で、合わせておよそ230店が参加する予定でした。しかし、寒波の影響で10日と11日の2日間のみの開催に短縮され、参加する店も80店に減りました。
■主催する福マルシェ 代表・境美希さん
「4日間中止になってしまったので、生産者さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいで。この2日間にすべてを込めて開催しようと思っています。」
こちらは先週金曜日にも出店を予定していた、久留米市のイチゴ農園「KAWAKATSU FARM(かわかつファーム)」のブースです。
先週金曜日もおよそ300パックを提供できるように準備していましたが、寒波の影響で、金曜日の開催は中止になりました。そこで急きょ、JR博多シティの地下などで販売することになりました。その時、助けになったのが。
■KAWAKATSU FARM・川勝真理さん
「SNSで助けてくださいと。おかげさまで300パック以上が完売。丹精込めて育てているのを直接、話して売れるのは生産者としてはうれしいですね。」
会場で訪れた人を温めていたのが、こちらのおでんです。
■中村安里アナウンサー
「ありがとうございます。大きいですね。トマトまるまるひと玉です。おいしそう。」
久留米市の農園で育った完熟トマトを使ったおでんです。
■中村アナウンサー
「いただきます。トマトから温かいおでんのだしがじゅわっと広がります。おでんのだしとトマトの甘さ、酸味がよく合います。」
会場には、朝収穫したばかりの野菜なども並んでいます。作り手と直接交流し、その思いを聞けるのがこのイベントの魅力の一つです。
■訪れた人
「いいと思いますよ。これでみんなが情報を知ることができる。あそこでこんな野菜ができるんだなとか。」
「ずっと九州にいるけれど、意外と知らないものがあって、それを今から楽しみたいと思います。」
九州各地の旬の食材を楽しめるKYUSHULOVERS MARKETは、11日までの開催です。