【衆院選】自民「裏金議員」福岡4区の現職を公認 一方で福岡9区では参議院からの「くら替え」を公認せず
宗像市などの福岡4区をめぐり、自民党からは“裏金問題”を指摘された宮内秀樹氏と、福岡県議の吉松源昭氏の2人が出馬の意向を示しています。
福岡県連は地元の意見が分かれているとしていずれも公認申請を見送り、党本部に判断を一任していました。
9日午後、衆議院の解散前に宮内氏が取材に応じました。宮内氏には9日朝、党本部から公認が出たと連絡があったということです。
■宮内秀樹氏
「納得感というか、ホッとしたというのはありますが、公認をいただけると思っていましたし、公認をもらうということの意味をもう一度しっかり考える機会になった。」
所属していた派閥からの寄付金161万円を政治資金収支報告書に記載していなかった“裏金問題”については。
■宮内氏
「私もその一端を作った当人ですから、ここはしっかり反省することは反省して。その上で真摯に自分のなかで謙虚にこのことを受け止めて、しっかり戦っていきたい。」
これに対し、吉松氏は。
■吉松氏
「今回、国民の皆さんに500万円以下の不記載、あるいは裏金は関係ないんだというふうに自民党が出したというメッセージに受け取られかねない決定。非常にまずい判断をされたというふうに思っています。もちろん満足はしないでしょ。国民の皆さんも不満だと思いますよ。」
その上で、無所属でも出馬する意向を示しました。
福岡4区では、このほか、ご覧の方々が出馬の意向を表明しています。
一方、自民党本部は、福岡9区への“くら替え”を目指していた大家敏志参議院議員について、公認しないことを決めました。
福岡県連は、去年行った9区の党員投票で大家氏が勝利したことを踏まえ公認を申請していましたが、任期中の議員の“くら替え”には、党からの要請があることがルールだということです。
大家氏が無所属でも出馬に踏み切るかが今後の焦点となります。
福岡9区をめぐっては、このほか、ご覧の方々が出馬の意向を表明しています。