【感染症予防週間】「長引くせきは赤信号」結核やインフルエンザの流行を防ぐ 感染対策や健康診断の早期受診を呼びかけ 福岡
24日からの感染症予防週間に合わせて、福岡県は、流行を防ぐための感染対策や健康診断の早期受診を呼びかけています。
■奥村誠悟記者
「長引くせきは赤信号。福岡県庁ではきょうから、結核などの呼吸器感染症の予防に関するポスターやパンフレットの展示が行われています。」
呼吸器感染症の流行が始まる季節を前に、福岡県は感染対策や健康診断の早期受診を呼びかけています。
県によりますと去年、県内で結核と診断された患者数は429人で、そのうちのおよそ6割が70歳以上の高齢者です。
■福岡県がん感染症疾病対策課・石田浩二課長
「結核は過去の病気と言われていますが決してそういうものではなくて、現在も(全国で)毎年1万人が診断されています。日頃から免疫を低下させないため十分な栄養と睡眠を取っていただき、体調管理に気をつけていただければ。」
結核は、治療薬があるものの長期の服用が必要なことなどから、完治する前に服用を止めてほかの病気を併発し亡くなる患者が少なくないということです。
県は、空気が乾燥するこれから冬にかけて、インフルエンザなどの呼吸器感染症の患者が増加するとみていて注意を呼びかけています。