「認知症は終わりではなく始まり」 認知症に理解を 北九州市でシンポジウム
認知症に理解を 北九州市でシンポジウム
認知症を正しく理解してもらおうというシンポジウムが、北九州市で26日に開かれました。
北九州市は9月の1か月間を『認知症啓発月間』として、認知症への正しい理解と知識の啓発を進めています。その一環で開かれた26日のシンポジウムでは、6年前に認知症と診断された北九州市の沼田賢一郎さん(76)が講演しました。
沼田さんは現在妻のサポートなしでは日常生活を送れませんが、患者同士の交流を通して前向きになれたという経験を話しました。
■認知症と診断された 沼田賢一郎さん
「認知症になる前の幸せより、今がちょっと幸せかもわからんと。認知症になっても終わりではありません。始まりです。」
このほか、JR小倉駅のJAM広場では、認知症の人の作品も展示されています。
北九州市の『認知症啓発月間』は9月30日(土)までです。