「警察を呼んでください!」子どもたちが危険から身を守る方法を教わる 小学校で防犯教室 北九州市
北九州市の小学校で12日、防犯セミナーが開かれました。子どもたちは「自分の身は自分で守る」をテーマに、その“すべ”を学びました。
■小学生
「警察を呼んでくださいー!」
大きな声を出して助けを呼ぶ練習をする子どもたち。北九州市八幡東区の河内小学校で開かれた防犯セミナーには、1年から6年までの児童14人が参加しました。
テーマは「自分の身は自分で守る」です。防犯活動に取り組むNPO法人「日本ガーディアン・エンジェルス北九州支部」が子どもたちを指導しました。
■講師
「顔を上げて右と左を見ます。大きく後ろを振り返ります。これをできるだけ大げさにしてください。」
外を出歩く際のポイントは、しっかり顔を上げて歩き、時折後ろを振り向くことです。警戒しながら歩いているとアピールすることで、不審者に狙われにくくなるといいます。
続いては、危険を未然に回避するための行動です。
■講師
「しっかりと距離を取る癖を身に付けてください。今、手2本分離れています。」
知らない人が近くにいる場合には、大人の腕2本分ほどの距離を取るとすぐに捕まらずに走って逃げる時間を確保できます。
また、逃げる時には防犯ブザーを鳴らしたり、大きな声を出したりすることも大切です。
■小学生
「周りをよく見たり、危ない人がいたらすぐ逃げることを実践していきたいです。」
「大きい声で『助けて!』と言うのを頑張ります。」
身近にある危険に早く気づき、回避する。自分の命を守るために、子どもたちにもできることがあります。