8人の職人が編み上げる 正月用のしめ縄作りが最盛期迎える 福岡県うきは市
ことしも残すところ1か月あまりとなり、福岡県うきは市では、正月用のしめ縄作りが最盛期を迎えています。
50年以上しめ縄作りをしている福岡県うきは市の工房では27日、8人の職人がしめ縄を編み上げる作業を急ピッチで進めていました。
筑後地方は、ことし記録的な大雨に見舞われましたが、工房にわらを提供する農家に被害はなく、わらの量は例年通りで質も良いということです。
■しめ縄職人・国武 良一さん(75)
「年々(しめ縄を家庭につける人が)1割ぐらい減っています。伝統があって縁起がいい物だから、今の若い人にまだまだ受け継いでもらって、つけてほしいなと思っています。」
しめ縄は新しい年の神様を家に迎え入れるためのもので、不浄なものをはらうとされています。
この工房では、例年通り1万2000本のしめ縄を作る予定で、12月20日から福岡県内のスーパーなどに出荷されます。