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【備え】災害で携帯がつながらないときは「171」伝言は30秒で 博多港では携帯基地局を離島に運ぶ訓練

2025年2月19日 18:54
【備え】災害で携帯がつながらないときは「171」伝言は30秒で 博多港では携帯基地局を離島に運ぶ訓練

災害が発生して離島で通信が遮断されたと想定し、官民が合同で、持ち運びできる携帯基地局を巡視艇に積み込む訓練を行いました。

19日、博多港中央ふ頭で行われた訓練には、福岡海上保安部の職員や通信会社の社員50人が参加しました。

訓練では、大雨や地震などの災害が発生して離島で通信が途絶えたという想定です。復旧に必要な可搬式の携帯基地局を巡視艇に乗せて、固定するまでの手順を確認しました。

■白野寛太記者
「現在、船に機材を積み込む訓練が行われていて、積み込まれているのはこちらの持ち運び可能な携帯の基地局です。」

ソフトバンクによりますと、可搬式の携帯基地局は、到着から1~2時間で通信できるようになるということです。

■ソフトバンク 九州ネットワーク技術部・菊地健吾 部長
「何が起こっているかが、被災者が知りたいところだと思います。通信ができるのとできないのとでは、情報を仕入れることに(差がある)。通信ができることで不安が解消することもあると思います。スピード感を重視して対応を試みています。」

福岡海上保安部は「各機関と密に連携を取って、有事に備えたい」としています。

災害が発生して携帯電話がつながらない時に備え、覚えておきたいことが2つあります。

①最寄りの避難所を確認し、あらかじめ家族や友人と共有しておくこと。
②災害用伝言ダイヤル「171」の利用方法を確認しておくこと。

災害用伝言ダイヤルの使い方は次の通りです。

①公衆電話や固定電話などから「171」をダイヤルします。
②ガイダンスに従い、伝言を録音する場合は「1」を、伝言を確認する場合は「2」を押します。
③あらかじめ家族や友人と決めておいた電話番号を入力すると、伝言を残したり、確認したりできます。
 どの番号にするか、事前に話しておくことが重要です。

伝言が残せるのは30秒のみです。自分の名前、どこにいるか、ケガはないか、今後の行動などを録音しましょう。

最終更新日:2025年2月19日 18:54