SNSで知り合った人物から「一緒に金の投資をやりましょう」などとウソの投資話を持ちかけられ、福岡市博多区の64歳の男性が現金3800万円あまりをだまし取られました。

警察によりますと福岡市博多区の64歳の男性は2023年8月、フェイスブックで知り合った女性名義のアカウントの人物から、「私には投資の先生がいて、その先生から投資のタイミングや投資対象の アドバイスを受け、金の投資をしてもうけている」、「先生のアドバイスをあなたに教えるから、一緒に金の投資をやりましょう」などとウソの投資話を持ちかけられました。

男性はこの人物の指示を受けて投資アプリをインストールし、アプリの運営会社社員を名乗る別の人物から指定された口座に、投資の資金として10万円を振り込みました。

男性は一度は資金が引き出せたことや、アプリ上では利益が出ているよう表示されていたことから信用し、24年6月6日ごろから25年1月17日ごろまでの間に、16回にわたり現金合わせて3800万円あまりを送金しました。

その後、出金しようとしましたが、投資アプリが開けなかったことから被害に気付き、警察に相談したということです。

投資に関するやり取りは、すべてSNS上で行われていました。

警察は「SNS上での投資の話はすべて詐欺」だとして、注意を呼びかけています。