マッチングアプリで知り合った人物から「結婚するために資金を増やそう」とウソの投資話を持ちかけられ、北九州市の50代の女性が、時価2500万円相当の暗号資産をだまし取られました。

警察によりますと、北九州市門司区の50代の女性は去年12月、マッチングアプリで知り合った男性名義のアカウントの人物から「私は暗号資産取引をしていて収入をあげている」「結婚するために2人で資金を増やそう」などとウソの投資話を持ちかけられました。

女性はアカウントの指示を受け、ことし1月6日からおよそ1か月の間に9回にわたり1760万円相当の暗号資産を購入し、送金しました。登録したサイト上ではおよそ700万円の利益が出ているように表示されたということです。

その後、女性が一部を出金しようとしたところ、サイトの運営会社社員をかたる人物から「700万円以上の利益が出ているので33％の税金がかかる」などとするメッセージが来たため、さらに暗号資産を送金し、合わせて時価2500万円分をだまし取られました。

その後も出金ができず、さらに手数料を求められたため被害に気づき、警察に相談しました。やりとりはすべてSNSやサイト上でのメッセージだったということです。

警察は、面識のない人からの投資話は信用しないよう呼びかけています。