【ストップ!詐欺被害】NTT・警察・検察をかたり「不正取引の共犯に」「お金を調べて問題がなければ返します」1500万円をだまし取られる
NTTの職員や警察、検察をかたる人物からの電話で「このままでは不正取引の共犯になる」などと言われ、福岡市の71歳の男性が1075万円をだまし取られました。
警察によりますと、ことし1月、福岡市早良区の71歳の無職の男性の家にNTTの職員をかたり「電話の料金が未納である」「あなたの個人情報が悪用されたかもしれない」「警察に被害届を出してください」などとするウソの電話がありました。
さらに「札幌中央警察署」の警察官だとする人物に電話を代わり「不正取引の捜査をしており、犯人があなたの口座に430万円を振り込んだと話している」「このままではあなたも共犯になる」などと言われたということです。
検察官をかたる人物も登場し「あなたの口座のお金を調べる必要がある」などと言われ、指定された口座に6日間で4回にわたり合わせて1075万円を振り込みだまし取られました。
検察官をかたる人物から「お金を調べて問題がなければ2月4日に返します」と言われていたのに返金されなかったことから銀行に相談して被害が明らかになりました。
警察官をかたる人物とは途中からLINEでもやりとりをしていて、被害届や守秘義務契約などとする書面を写真で見せられ「本物の警察や検察と思ってしまった」と話しているということです。
警察は「電話でお金の話はすべて詐欺。 すぐに相談してほしい」と呼びかけています。