札幌・すすきののホテルで頭部のない男性の遺体がみつかり親子3人が起訴された事件で、殺人ほう助の罪などに問われている父親に対し札幌地裁は懲役1年4か月執行猶予4年の判決を言い渡しました。

起訴状によりますと、田村修被告は2023年にのこぎりなどを購入して娘の瑠奈被告に提供。事件当日に瑠奈被告を車で送迎し、殺人を手助けした罪などに問われています。

裁判は、瑠奈被告の殺害計画を事前に認識していたのかが争点となりました。

検察側は論告で「瑠奈被告の計画は十分に練られたもので修被告の手助けが不可欠」などと主張し、懲役10年を求刑しました。

これに対し、弁護側は、「犯行を事前に知っていたと推認できる証拠が全くない」などと指摘し、無罪を主張しています。

12日の裁判は午後2時から開かれ、札幌地裁は修被告に対し懲役1年4か月執行猶予4年の判決を言い渡しました。