【実証実験】AIが救急要請の多い場所や時間帯を予測→事前に移動して到着までの時間を短縮 北九州市
1秒を争う救急の現場で、救急隊が到着する時間を短縮するための実証実験が北九州市で始まります。AIを活用し、救急要請の多い場所や時間帯を予測します。
7日から始まる実証実験は、総務省消防庁と北九州市消防局が共同で行います。
AIが過去の出動実績と気象データを解析し、予測に基づいて一部の救急隊を近くの消防署にあらかじめ移動させておきます。
■消防指令のデモンストレーション
「機動救急隊は折尾分署、浅野救急隊は門司本署へ移動配備してください。」
総務省消防庁によりますと、到着時間が20分以上かかるケースでは、2分以上の時間短縮が見込まれるということです。
■総務省消防庁 消防研究センター・久保田 勝明さん
「一分一秒を争う現場で、いち早く駆けつけることによって救命率を向上させようということにメリットがあります。」
実証実験の結果を踏まえ、来年4月からの実用化を目指しています。
最終更新日:2025年2月6日 19:04