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アスリート・児童生徒の盗撮は「性暴力」 改正条例案が可決 施設側は入場制限・撮影禁止エリアの設置が可能に 福岡県議会

2024年3月22日 17:39
アスリート・児童生徒の盗撮は「性暴力」 改正条例案が可決 施設側は入場制限・撮影禁止エリアの設置が可能に 福岡県議会
アスリートの盗撮は「性暴力」

アスリートへの盗撮など、新たな性被害を未然に防ぐための条例の改正案が22日、福岡県議会で可決されました。改正された条例では、性的な意図で同意を得ずに撮影する行為を「性暴力」と定めています。

■福岡県議会
「賛成多数ですので、原案の通り可決されました。」

22日、福岡県議会で賛成多数で可決されたのは「県・性暴力根絶条例」の改正案です。

改正された条例では、スポーツ施設や公共交通機関で、性的な意図で同意を得ずにアスリートや児童生徒などの姿や体の一部を撮影することを、服を着ているかどうかにかかわらず「性暴力」と定めています。

罰則は設けられていませんが、撮影した画像がインターネットで拡散され被害が拡大することを防ぐために、施設の管理者や運営者は広報や啓発活動をすることが求められることになります。

条例は一部を除いて3月29日に施行されます。

22日、可決された条例の中身は次の通りです。

学校やスポーツ施設、公共交通機関など、不特定多数の人が利用する場で、性的な意図で同意なく人の姿や体の一部を撮影することを、服を着ているかどうかにかかわらず「性暴力」と定めています。

アスリートだけでなく、児童・生徒、客室乗務員が想定されています。

こうした被害を未然に防ぐために、県や施設の管理者、運営者が広報・啓発を行うことが求められ、条例をもとに入場制限や撮影禁止エリアを設けることが可能になります。

福岡県が主催する「県民スポーツ大会」では、アスリートへの盗撮問題を受けて、水泳と陸上の競技で撮影エリアを制限したり、事前の申請を求めるなど対策が始まっています。

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