【ストップ！詐欺被害】6000万円だまし取られる　80代女性　刑事や検察官名乗る男らから「ある人物があなたの口座を悪用している」福岡

刑事や検察官を名乗る男らから電話で「ある人物があなたの口座を悪用している」などと言われ福岡市の80代の女性があわせて6000万円をだまし取られました。

警察によりますと、ことし7月、福岡市早良区の80代の女性の携帯電話に、東京中央警察署の刑事を名乗る男から「東京で、ある人物があなたの口座を開設し悪用している」「話を聞く必要があるので毎日電話をするように」などと電話がありました。

続いて検察官を名乗る2人の男からも電話があり、「このままだとあなたの口座や資産がすべて凍結される」「捜査のために預かったお金は事件が終わればすべて返却する」などと言われたため女性は福岡市内の金融機関で指定された口座に現金2000万円を振り込みました。

その12日後、今度は検察官を名乗る男から近くの駐輪場に止めてある自転車のかごに金を入れるよう電話があり、女性は指示に従って指定された自転車のかごに紙袋に入れた現金2100万円を置きました。

女性は男から「秘密の捜査だから自転車のかごに入れたら現場を離れなさい」と指示されていて数分後に自転車を見に行ったところ金がなくなっていたということです。

その1週間後にも女性は同じ駐輪場に止められた自転車のかごに紙袋に入れた現金1900万円を置き、あわせて6000万円をだまし取らました。

女性は、男らに高額の金を渡したことを知人に相談したことから被害に気付いたということです。

警察は、「電話でお金はすべて詐欺！」として注意を呼びかけています。