盗撮・ストーカー・公文書偽造・セクハラ 県職員5人に懲戒処分「深刻な事態」 福岡
盗撮・ストーカー行為に公文書の偽造、そしてセクハラ。福岡県は3件で合わせて5人の懲戒処分を発表しました。
このうち、福岡県商工部勤務の37歳の男性職員は停職12か月の懲戒処分を受けました。県によりますと、男性職員は2021年8月に入浴中の面識のない女性に窓からスマートフォンを差し向け盗撮したほか、2023年9月には別の面識のない女性の自宅に3回にわたって押し掛けるなどのストーカー行為をしました。
これらの行為によって職員は略式起訴され、罰金80万円の略式命令を受けています。県の調査に対し「プライベートで悩んでいた」などと話しています。
このほか、県の用地取得事務にからみ書類を偽造したなどとして、県土整備部のいずれも男性の職員と上司2人が停職や減給などの処分を受けました。また、同僚女性にキスなどのセクハラ行為をしたとして農林水産部の男性職員が減給となっています。
5人もの職員が懲戒処分を受けたことについて、県は「深刻な事態で極めて遺憾。公務員倫理の徹底を図る」とコメントしています。