【インフルエンザ】背景に家庭内感染か 過去5年で最多 2週連続「警報レベル」年末年始の相談先は 福岡
インフルエンザの警報が出されている福岡県で、流行が拡大しています。県が26日に発表した最新の患者数は、前の週の1.69倍に増加しています。
26日、福岡市西区のクリニックでは。
■井上さとし内科・井上聡 院長
「熱は38度出ましたね。今の症状は発熱とだるさ。」
発熱などの症状を訴える人が次々に受診していました。その多くの人の診察結果がインフルンザです。
■井上院長
「インフルエンザAが出ています。」
今、インフルンザの患者が急増しています。
■井上院長
「インフルエンザの患者さんは、この2週間で倍々で増えていて1日で40人近くいる。これからさらに来年に向かって多くなるのでは。」
福岡県によりますと、県内の1医療機関あたりの感染者数は増え続け、12月22日までの1週間では、前の週の1.69倍、59.86人となりました。これは過去5年間で最多で、2週連続で警報レベルとなっています。急増している理由が「家庭内感染」です。
■井上院長
「インフルエンザのAが出ています。家族にいますか?」
■患者
「主人が先週木曜日ぐらいから。」
井上院長は、クリスマスや忘年会など人が集まる機会が多く、感染が広がっているのではないかとみています。さらに。
■井上院長
「(正月休みは)1週間です。(診察開始が)1月4日からですが、その時は爆発的に多いと危惧しています。」
“奇跡の9連休”と言われる今回の年末年始は、多くの医療機関が休みとなります。そのため、福岡県は年末年始でも診察が可能な医療機関を検索できる「ふくおか医療情報ネット」などを活用してほしいとしています。
人が集まることが多いこの時期、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策の徹底が求められます。
インフルエンザが猛威を振るっていますが、年末年始は多くの医療機関が休みです。もし急病になった場合は、こちらを参考にしてください。
「ふくおか医療情報ネット」では診療中の医療機関を、住んでいる住所から検索できます。QRコードを読み取るか「福岡医療情報ネット」で検索してください。
電話対応もあります。「♯7119」または「092-471-0099」です。24時間対応で医療機関を紹介しています。
また、子どもの病気やケガなどについての相談は「♯8000」または「092-731-4119」です。こちらも24時間対応で看護師などが症状に応じてアドバイスします。このような窓口をうまく活用してください。