記録的猛暑の影響で 白菜が198円→410円!野菜の異常な価格上昇に「20年で初めて」
記録的な暑さが続いた影響が、食卓に出ています。さらに秋の行楽にも変化が起きるかもしれません。
福岡市中央区の青果店『かいぶつくん』は、普段は安さが自慢の店です。
■阿部まみキャスター
「大根・キャベツのお値段高めですけど。」
■かいぶつくん薬院店・篠原加代子 店長
「そうですね、高いですね。例年に比べると1.5倍~2倍は高くなっていますね。」
群馬県産のキャベツは、去年は1玉128円だったものが267円で売られていました。北海道産の大根は1本168円が289円になっています。
そして、去年198円だった長野県産の白菜は、なんと410円です。
■篠原店長
「これも410円するのでお高めですよね。小さめの白菜でも持ってきて、ちょっと安いのを売ろうかなと思うんですけど、それすらない状態で。」
燃料費などの高騰に加え、異例の暑さが続いた影響で全国各地で野菜が育たず、流通量が少なくなっていることが高値の原因だといいます。
ネギやニンジンの価格も軒並み上がっていて、これから恋しくなる鍋物の材料をそろえるのにもひと苦労しそうです。
■篠原店長
「20年以上していますけど。こんなに高いのは初めてですね。ことしは本当に大変です。作る人も大変ですし、売る人も買う人も大変だと思います。」
■神埼慎治カメラマン
「福岡県、英彦山の山頂付近です。本格的な紅葉はまだまだという印象です。」
一方、紅葉の名所・福岡県添田町の英彦山は赤く色づいている木はあるものの、添田町によると「例年よりも色づきはじめが遅れている」ということです。
19日に気象庁が発表した1か月予報では、全国的に例年よりも気温が高くなる見込みで、秋の深まりは遅れそうです。