飲酒運転の車に娘を奪われた父親 高校生に呼びかけ「飲酒運転をせず自分や周りの人の命を守って」福岡
福岡県久留米市の高校で9日、飲酒運転事故で娘を奪われた遺族が、命の大切さを訴えました。
久留米市の久留米商業高校で3年生240人を対象に講演したのは、福岡県糸島市の大庭茂彌さん(76)です。
1999年に大学生だった二女の三弥子さん(当時21)を飲酒運転の車による事故で亡くし「飲酒運転ゼロ」を訴える活動を続けています。
■大庭茂彌さん
「娘の死をムダにしない。させたくない。加害者をつくらない世の中をつくっていかないといけない。」
大庭さんは「飲酒運転をしないという交通ルールを守り、自分や友達、周りの人たちの命を守ることを忘れないようにしてほしい」と訴え、高校生たちは真剣に聞き入っていました。