【パリ五輪】シダマツペアが銅メダル 北九州市出身の松山選手を恩師が祝福! 母校のバドミントン部の後輩は汗を流す 福岡
パリオリンピックは、残すところあと1週間となりました。週末から5日にかけても、地元出身の選手たちが夢の舞台で大活躍しました。
北九州市小倉北区の映画館、小倉昭和館では初めてのパブリックビューイングが開かれました。
■九州国際大学付属高バドミントン部の後輩
「レッツゴー!シダマツ、レッツゴー!」
バドミントン女子ダブルス3位決定戦に、志田千陽選手と松山奈未選手のシダマツペアが登場しました。北九州市出身の松山選手が躍動します。
第1ゲームは松山選手のサーブからネット越しの早い展開でポイントを奪うと。松山選手のドロップショット!第2ゲームも身長167センチの松山選手の高さを生かしたスマッシュなどで得点を重ねます。
シダマツペア、オリンピック初出場で見事、銅メダルを獲得しました。
■松山奈未選手(26)
「皆さんに勝利を届けられたことをうれしく思います。」
松山選手の強さの秘密を探ろうと、5日、母校の九州国際大学付属高校のバドミントン部を訪ねました。
■阿部まみフィールドキャスター
「午前9時ですでに気温34℃を超えている体育館では、松山選手の後輩たちが汗を流しながら練習に励んでいます。」
4日、インターハイをベスト8という結果で終えたばかりですが、5日から早速、新体制での練習が始まっていました。
■高2・小林色葉さん
「長いラリーになっても粘り強く、最後は決めきるところがさすがだなって思ったし、自分たちもすごく刺激を受けました。」
■高3・キャプテン原口樹璃さん
「とても楽しんで試合をしていたので、とてもかっこよかったです。」
中学から高校までの6年間、松山選手を指導した明神総監督は。
■明神憲一 総監督
「涙が止まらずに。これほどうれしいことはなかったです。試合後すぐに、ラインでおめでとうと言ったら、ぜひ先生にメダルを早く見せたいという返事がありました。」
松山選手の粘り強さの秘密は、高校時代に鍛えた足腰です。この“地獄坂”を日々、全力疾走して体力をつけました。
■明神総監督
「(最初は)この辺で止まっていましたもんね。」
3年間の寮生活では、ダブルスに必要な協調性を学び、16歳でオリンピック出場を目標を掲げていたといいます。
■明神総監督
「10年後、まさかオリンピックに出るなんて思っていなかったと思うのですが、世界を目指すという意味では、オリンピックに目を向けさせることができてよかったと思っています。」
北九州市出身の選手が相次いでメダルを獲得したのを受けて、街では。
■シロヤ小倉店・従業員
「北九州出身のオリンピック選手がメダルを獲得したので、記念に差し上げています。」
北九州市のパン店「シロヤ」では、先着100人限定で看板商品のサニーパンをプレゼントしていました。
■北九州市民
「最高ですね、うれしい。誇りに思います。」