「1匹1匹が幸せに」保護猫カフェが始めたキッチンカー 車体にも猫!大判焼きにも猫!
郡山市で保護猫活動を行う団体が始めた、ちょっと変わった取り組みに注目しました。
郡山市の「保護猫カフェlove.lab」。のんびりとくつろぐ可愛らしい猫たちが。ここで暮らすのは保健所が保護した捨て猫や飼い主の事情で飼うことができなくなり保護された猫です。カフェがオープンして10年。保健所と連携して譲渡率100%を達成し、ここまで猫と里親とをつないできました。
■保護猫カフェ love.lab 渡邊愛子さん
「最後まで(面倒を)見てくださいとか、いろんなことを啓発しないといけないことがたくさんあって、その啓発するのに自分たちも外に出ていかなければいけないなって」
猫の殺処分が全国で最も多い福島県。(令和4年度)みんなに現状を伝えて少しでも環境を良くしたいと、始めました。この日は、オープン初日。開店すると、次々とお客さんが集まってきました。
保護猫活動についての情報をまとめた冊子を配ったり、猫の飼育などについての相談も受けたりします。
■お客さん第1号の女性は
「(SNSで)きょう1時にオープンすると書いてあったのでそれに合わせてきました。ぜひうちの近くにも(キッチンカーが)来ていただきたいです」
キッチンカーの売り上げの一部は、保護猫活動の費用にあてられるということです。
■親子は
「おいしい。保護猫って今すごく多いので、少しでも(利用することで)助けになればいいですね」
キッチンカーで販売するメニューももちろん猫にこだわっています。こちらは、ネコの顔をあしらった大判焼き。中はふわっとした生地で、粒あんがびっしり詰まっています。
他にも、ネコの氷が浮かぶ、爽やかな炭酸飲料など、オリジナルのメニューがそろっています。キッチンカーは、主に平日は店の前でオープンし、土日は県内各地を回るということです。
■保護猫カフェ love.lab 渡邊愛子さん
「1匹1匹、幸せになってほしいって気持ちで、ただただそれだけなんです。だけど私たちの力だけでは、やっぱりできることが限られますので、みんなと力合わせて頑張っていい結果を目指していきたいなと思います」