子どものころから教えたい「お金」の話…福島子育て応援隊
福島民友と共同でお送りするふくしま子育て応援隊、今回注目するのは「お金」。中テレの大橋聡子アナウンサーのリポートです。
最近では、資産運用に関心が集まり高校でも約3年前から金融教育が授業に組み込まれています。お金の知識が重要視される中、年齢の小さな子どもにはお金についてどのように教えればいいのでしょうか。
先月、鏡石町の建築会社で開かれた子ども向けのマネースクール。4歳から7歳の子どもとその親が集まりました。
■福島キッズマネースクールふくふくスマイル校 三浦 和歌子さん
三浦「じゃん、これ何ですか」
子ども「1000円札だ」
三浦「見たことある人?」
まずはファイナンシャルプランナーの先生からお金の成り立ちや時代や国によって違うお金の種類などについて教わります。参加した親は…
■参加した保護者は
「ものを買うときにどのぐらい価値があるのかっていうのは早いうちから教えたいっていうのはある」
子どもだけではありません。親も、賢いお金との付き合い方についてレクチャーを受けます。その間、子どもたちは…?塗り絵です。実はこれ…お店の商品です。
子どもたち「いらっしゃいませ」
先生「はい、開店です」
お店やさんごっこで働く体験をします。
大人「カーネーションひとつください。いくらですか」
子ども「500円です」
ポイントは「働いてお金を増やし」、金銭感覚を養うこと。店主である子供が商品の値段を決め、おもちゃのお金で取引をしますこちらの八百屋さん売り切れて大喜びです。最後に親とお札や硬貨の数を数え計算します。
大橋「お金増えましたか?」
お菓子やさん「はい」
大橋「お金増えてどうだった?」
お菓子やさん「楽しかった」
八百屋さん「お客さんが喜んでくれて嬉しかった」
大橋「いつもお父さんお母さんが働いてお金を稼いできてくれてるけど、そんなお父さんお母さんのことどう思いますか。」
八百屋さん「ありがとうって思ってます」
父「いいんじゃない。いいんじゃない」
先生「(家庭で)普段からお金の話をするということを取り入れてもらうといいのではないかなと私は思っています。」
先生「お金は人の役に立ったり仕事をすることで得られるものなんだよということをまずは知ってほしいです。」
他にも三浦さんは「クレジットカードやスマホ決済などキャッシュレスで子どもがお金に触れる機会が減っている。コンビニでのちょっとした買い物や自動販売機などぜひ子どもに『実物のお金』を使う経験をさせて欲しい」と話しています。
この話を聞いて、我が家でも5歳の子に現金を使って千円札が10枚で1万円なんだよと説明したら、「1万円ってそんなに高いの」とびっくりしていました。
小さな子には目で見て分かりやすいようにすることも大切だと感じました。
さて、福島民友と共同でお送りするふくしま子育て応援隊、今月の民友の特集は24日月曜日の掲載です。