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処理水放出1年「風評被害に負けない常磐ものの質の高さを実感」岸田首相が福島県視察

2024年8月24日 18:31
処理水放出1年「風評被害に負けない常磐ものの質の高さを実感」岸田首相が福島県視察
福島第一原発の処理水の海洋放出が始まり1年です。岸田総理大臣が福島県いわき市を訪れ、放出後の状況を視察しました。

東京電力は去年8月から福島第一原発にたまる処理水の海への放出を始めました。
現在8回目の放出を行っていて8月25日までに合わせて約6万2千800トンを放出します。

こうした中、岸田総理はいわき市の小名浜魚市場を視察し常磐ものを試食した後、福島福島県漁連の野崎会長と懇談。
野﨑会長は一回の失敗が今までの信頼を無くしてしまうと安全な廃炉作業を求めました。

岸田首相
「風評被害に負けない常磐ものの質の高さ、そして美味しさを実感させていただいた」

岸田首相は、処理水放出は福島第一原発の着実な廃炉の大前提とした上で、2号機の溶け落ちた核燃料の試験的取り出し作業が初日に中断したことを重く受け止めているとも述べました。
最終更新日:2024年8月24日 18:35