郡山市20人以上の結核の集団感染は2011年以来・福島
郡山市は、市内で結核の集団感染が発生したと発表し注意を呼び掛けています。
郡山市保健所は2日会見し、市内で結核の集団感染が発生したと発表しました。
市によりますと、郡山市ではこれまでに35人に結核の感染が確認されていて、うち5人が発病しているということです。
35人のうちの34人は、同じ高齢者施設やその関係者ということで、市は結核の集団感染が発生したと判断しました。
感染者と発病者は医療機関で治療や経過観察を受けているということです。
一方、感染者35人のうち1人については医療機関に勤務する60代男性で、今後、保健所はその医療機関を訪れた、約2700人を対象に説明会や接触者健康診断を実施していく方針です。
郡山市内での20人以上の結核の集団感染は2011年以来です。
結核は、感染すると風邪に似た症状を引き起こしますが、感染したとしても十分な免疫があれば発病には至らないとされています。
ただ、9月中旬時点で都内では2023年1年間の感染者数を上回るペースで感染者が確認されていて、結核は今でも身近な感染症のひとつとなっています。