【最新】郡山市で“結核の集団感染” 患者との接触者約2700人を調査へ
郡山市で結核の集団感染が発生し、保健所が注意を呼びかけています。
2日に会見を開いた郡山市保健所によりますと、2024年8月、市内にある高齢者施設の関係者である60代の男女2人が結核を発病したことがわかり、その家族や施設の利用者などに検査を行いました。
その結果、新たに2人が発病していることがわかり、そのほか30人が感染していることがわかりました。
そのため市は、結核の集団感染の事例にあたるとして、1日、厚生労働省に報告したということです。
また、この件とは別に9月に医療機関に勤務する60代男性が結核を発病したことがわかりました。
市保健所が調べたところ、発病者の接触者が市内外約2700人に上ることがわかり、市保健所は今後、順次説明会や接触者の検査をする予定です。
郡山市保健所は「例年に比べて、患者数が増えているわけではないが、2週間以上、せきなどの症状が続く場合は検査を受けるように」と注意を呼びかけています。