岸田首相「緊張感を持って必要な対策に万全を」 福島第一原発の燃料デブリ取り出し作業が中断
福島第一原発の燃料デブリの取り出し作業が中断したことについて、岸田首相は「緊張感を持って必要な対策に万全を尽くす」よう東京電力に求めました。
東京電力は、8月22日から燃料デブリの試験的な取り出しを始める予定でしたが、作業手順に誤りがあり、中断しています。
30日、官邸で開かれた、廃炉に関する関係閣僚会議の中で、岸田首相は作業の中断について「重く受け止めている」とした上で、「緊張感を持って必要な対策に万全を尽くす」よう東京電力に求めました。
燃料デブリの取り出し作業の再開は、再発防止策をまとめた上で来週以降となる見通しです。