1日を通して師走らしい寒さ ガソリンスタンドでは燃料価格が上がる前に駆け込み需要
「天気」と「暮らし」に関する話題です。中通りや浜通りは一日を通して比較的穏やかな天気でしたが、師走らしい寒さでした。
その「寒さ」をしのぐためにストーブなどで暖をとる人も多いと思いますが、燃料価格が12月18日から上がる見込みなんです。
12月17日の猪苗代町です。断続的に降った雪で、あたり一面、銀世界です。
山肌も白く、見る限りでは、スキー場にも雪が積もっているようですね。
比較的穏やかな天気となった県内ですが、1日を通して師走らしい寒さとなりました。
17日午前8時の時点で16センチの積雪があった猪苗代町。町内を取材すると、息を切らしながら雪かきをする人の姿が。
■雪かきをしていた町の人
「くたびれる。何年かぶりのこういう重い雪で久しぶりの雪かき」
2023年は、暖冬の影響でそれほど雪が積もらず、この冬は久々の雪かきだそうです。
豪雪地帯の猪苗代町は、本来はこれからたくさんの雪が積もるでしょうから、雪かきする住民のみなさん、本当に大変です。
「大変」といえば、寒さや雪だけではありません。私たちの冬の暮らしに欠かせない「燃料価格」が、12月18日から上がる見込みなんです。
政府が燃料価格を下げるために行っていた補助金が、12月18日から段階的に縮小してしまいます。
12月16日は、まさに値上げ前の「駆け込み需要」といったところですね。
こちらのガソリンスタンドには、暖を取るための灯油やガソリンを買いに求める人が多くいました。
■買い求めた人は
「どのぐらい値上がりするかわからないですけど、寒いのを無理して我慢して身体を壊したりしてはいられないので」
■買い求めた人は
「(高くなると)生活にも負担はかかりますね」
■買い求めた人は
「もうちょっと安くなれば、皆さん過ごしやすくなると思うんですけどね」
資源エネルギー庁によりますと、レギュラーガソリンの価格は補助金が5円ほど縮小し、年明けの1月16日にはさらに縮小される見込みで、燃料価格の上昇は続きそうです。