×

来月27日投開票“総選挙” 福島県も候補者の調整“急ピッチ”で進む!

2024年9月30日 18:57
来月27日投開票“総選挙” 福島県も候補者の調整“急ピッチ”で進む!

自民党の石破新総裁は30日、近く衆議院を解散し、10月27日に解散総選挙を行う意向を表明しました。
県内でも与野党が候補者の擁立に向け急ピッチで作業が進んでいます。

県内では、この2日間で大臣経験のあるベテラン議員2人が、次の衆院選に出馬しない考えを表明していて、福島の政治情勢も大きく変わろうとしています。


30日、自民党の党役員人事を発表した石破新総裁。
そのなかで「条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」と述べ、1日から招集される臨時国会で衆議院を解散し、10月15日公示、27日投開票の日程で解散総選挙を行う方針を示したのです。

候補者の擁立に向けて、県内でも各党の動きが慌ただしくなっているなか…

29日、県中地区が選挙区なる福島2区の自民党根本匠衆議院議員(73)が、次の選挙に出馬しないことを表明しました。
年齢や復興政策に区切りがついたことを理由にあげています。

■自民党 根本 匠 衆議院議員
「次の世代に松明を引き継いでいくべきではないか。そして世代交代のうねりも、私の決断を強く後押しをした」

根本さんは後継者の指名は行いませんでしたが、後援会などからは、根本さんの長男で国際弁護士の根本拓さん(38)を推す声もあり、県連が候補者の選定を急いでいます。

ベテラン議員の不出馬に同じく2区から出馬する予定の立憲民主党の玄葉光一郎衆議院議員は…

■福島2区から出馬予定 立憲民主党 玄葉光一郎衆議院議員
「ここでこのような判断をされたということに対しては少々驚きました」

玄葉さんは、衆議院の選挙区が変更になったことで、次の選挙から新たに選挙区として加わる郡山市を回るなど選挙戦をにらんだ動きを本格化させています。

■福島2区から出馬予定 立憲民主党 玄葉光一郎衆議院議員
「風雲急を告げる政局になってきました。自分としては区割りが変わった。ある意味、一定の経験を持っているとはいえ、チャレンジャーの気持ちで今度の選挙には臨みたいと思っています」

そして30日は、他の選挙区でもベテラン議員の引退が発表されました。

自民党の吉野正芳衆議院議員(76)です。

現在8期目の吉野さんは、選挙区の区割りが変更になったことで、浜通りが選挙区となる4区の支部長を務めています。

ただ、ここ数年は体調を崩し国会への欠席が続いていて、30日、事務所の関係者が会見を開き、吉野議員が次の衆院選には出馬しない考えであることを説明しました。

その後継者について自民党県連は30日、元県議でいわき市の坂本竜太郎さん(44)を新たな支部長にすることを決定。
坂本さんは1日出馬会見を開く予定です。

また、野党も候補者の擁立を積極的に進めています。
共産党は30日、会津と県南を選挙区とする3区に新人で喜多方市の唐橋則男さん(63)さんを擁立すると発表しました。

■唐橋則男さん(63)
「自民党に対抗する、対抗軸を持つということは日本共産党じゃないとできないと思います」

    一緒に見られているニュース