親子ら死傷の猪苗代湖ボート事故…仙台高裁「被告人は無罪」一審判決破棄
猪苗代ボート事故の被害者 豊田瑛大くん(当時8歳)
4年前、猪苗代湖で起きた親子ら3人が死傷したボート事故の控訴審で、16日、仙台高裁は一審判決を破棄し、無罪を言い渡しました。
一審では、いわき市の元会社役員 佐藤剛被告(47)に、猪苗代湖の湖面に浮いていた親子ら3人をボートで巻き込み、当時8歳の豊田瑛大くんを死亡させたなどとして禁錮2年の実刑判決が言い渡されていました。
弁護側は判決を不服として、即日控訴しました。
控訴審で、弁護側は「被告は前方左右を見渡して安全確認をした後、船を前進させた」として改めて無罪を主張し、検察側は控訴の棄却を求めていました。
仙台高裁は、16日「安全を確認しても回避できたとはいえず、過失は認められない」として一審判決を破棄し「無罪」を言い渡しました。
最終更新日:2024年12月16日 16:15