“違反ごみ”深刻な福島市 開封調査に向け条例改正へ
福島市は、分別をせずにごみを捨てる違反者を特定するためごみの袋を開けて調査ができるようにする条例の改正に向け動いています。
28日市役所で識者や市民らが議論を交わしたのは…
福島市が表明した「違反ごみを開封して調べる」という条例案についてです。
審議会から意見をもらい調査方法などを検討するために開かれました。
福島市ではさまざまなごみが分別されず一緒くたにして捨てられる「違反ごみ」が深刻だといいます。
そこで市は、悪質なごみの袋をあけ、違反者を特定し、改善勧告に従わない場合、事業所名や氏名を公表できる条例の改正を目指しているのです。
この条例に市民は?
■市民は
「大変でしょう、ごみを集める人だって。そういうのをやらなかったらいつまでもだめ」
■市民は
「ごみをちゃんとルール通り出さないというのは悪いことだが(開封調査は)プライバシーというか」
■市民は
「なんとも言えないよね、開けてみてすごく汚いものだとかあるじゃないですか、それを係の人がやらなくちゃいけないのもひどいよね」
ただ、市によりますと違反ごみの多くは事業所由来だといいます。
■福島市 木幡浩市長
「発端は事業系(のゴミ)にあったんですね。特に飲食系の事業所が出したごみじゃないかなと。きれいな街をつくるというのが非常に大事ですし、当然のことながらマナーとか法律を守ってもらうのが大事」
市は、条例の改正案を12月の議会に提出し、2025年3月の施行を目指しています。