「雨に煙るアヤメは実にきれい」16日ぶりのまとまった雨…“恵みの雨”となった所も【福島県】
18日の県内は朝から広く雨が降りましたが、こうしてまんべんなく県内に雨が降るのは実に16日ぶりのことなんだそうです。6月としては季節先取りの暑さが続いていた県内ですが、この雨が恵みの雨となったところもあったようです。
■今野清楓 記者リポート
「午前8時半の会津若松市です。20分ほど前までは小雨でしたが徐々に雨粒が大きくなってきた」
梅雨前線を伴った低気圧の影響で、県内も朝からほとんどのところで雨が降りました。日本気象協会によりますと、県内広くまとまった雨が降るのは今月2日以来、実に16日ぶりのことです。厳しい暑さも続いていましたから、それに比べるときょうは過ごしやすい気温でしたね。この恵みの雨で植物もいきいきとしているようです。
■王国屹 記者リポート
「福島市の日本庭園に来ています。こちらでは紫のハナショウブや白のスイレンが見ごろを迎えています。きょうは雨に濡れて、鮮やかさを増しています」
金閣寺の庭園をモデルにしたと言われる福島市の浄楽園です。初夏を彩る花が咲き誇っていますが、久々の雨に濡れて光沢をまとった艶やかさを感じますね。
■訪れた夫婦は
「雨に煙るアヤメは実にきれい。晴れてる日よりも美しく感じた」
この雨。植物だけではなく、手入れをする「人」にも恵みの雨だったようです。
■浄楽園 阿部はま子さん
「植木にあるお花は毎日朝晩(水やり)してる。雨によって仕事もその分減るので、楽になる」
2万5千平方メートルもあるこちらの庭園。晴れた日の朝晩は「手作業で」たくさんの植木に水をやっているそうで、雨の日はその手間が省けるそうです。
■浄楽園 阿部はま子さん
「水がないと花も生きが悪くなるので、雨の恵みで花がとても生き生きしてて、私たちも気持ちいい」
浄楽園のハナショウブは今月いっぱいまで、アジサイは今週末に満開となり、7月上旬まで楽しめるということです。