×

「将来の夢は、世界一です。」パリオリンピック出場の県勢にも期待! 福島

2024年7月25日 18:40
「将来の夢は、世界一です。」パリオリンピック出場の県勢にも期待! 福島

パリオリンピックがいよいよ、開幕します!特に、活躍が期待されるのがバドミントン競技に出場する富岡高校出身の選手たちです。

■大堀 彩選手(当時・富岡高校バドミントン部3年生)
「将来の夢は、世界一です」

いまから10年ほど前、カメラにこう語ったのは女子シングルスに出場する大堀彩選手です。当時から高い身長をいかした鋭い角度のスマッシュが武器で、国内外の大会で活躍。今回、初めてオリンピックの切符を掴みました。

■パリ五輪バドミントン日本代表 女子シングルス 大堀 彩 選手
「ここに来るまで数えきれないほどの福島県民の方々に支えていただいて私自身もようやくここまで皆さんの力を借りて成長することができたと思っているので」

この大堀選手も含めバドミントン競技には富岡高校出身の選手が5人出場!前回の東京オリンピックで銅メダルに輝いた混合ダブルスの渡辺勇大選手と東野有紗選手に。男子ダブルスの保木卓朗選手と小林優吾選手です。震災と原発事故から2か月後、当時、高校1年生の保木選手はこんな思いを話していました。

■保木 卓朗選手(当時・富岡高校バドミントン部1年生)
「親は、山口県に戻って(競技を)やれって言ってたんですけど、自分はこっちに戻りたかったので、親に言ったら認めてくれてこっちに来ることになりました。中学校の頃から、富岡でお世話になっているんで、やっぱ最後までやりたいなと思ったんで」

様々な困難を経験しながらも県内で腕を磨き、見事、オリンピックへの切符を掴んだ選手たち。

その選手たちをずっと応援してきた人がいます。

■大島 浩一さん
「負けたくないという気持ちがプレーに出ている素晴らしいプレーヤーでしたね」

県のバドミントン協会で強化部長を務めていた大島浩一さん。大島さんのお店には高校時代、選手たちがよく食事に訪れていたといいます。

■大島 浩一さん
「選手たちが好きだった納豆オムレツとカレー焼きそば。高校時代、店に食事に来たときは皆さん好きで食べてました」

特に、大堀選手はこの納豆オムレツとカレー焼きそばが大好物だったそう。選手たちの活躍を近くで見守ってきた大島さんがエールを送ります。

■大島 浩一さん
「自分の力を十二分に発揮してもらえれば、その都度結果が付いてくるのではないかと思う」

富岡高校出身の選手たちが出場するバドミントン競技はあさって27日から始まります。

このほかの競技に出場する福島県関係の主な選手です。自転車トラック競技には古殿町出身で学法石川高校卒業の窪木一茂選手が3種目に臨みます。競泳では、いわき市生まれの松本克央選手。すでに競技が始まっているサッカーでは、男子、女子ともにJFAアカデミー福島出身の選手が出場します。パリオリンピック、選手たちの活躍に期待したいですね。

    一緒に見られているニュース