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参院選大規模買収事件で渡辺県議の控訴棄却 石橋広島市議には上告棄却の決定

2024年4月18日 19:39
参院選大規模買収事件で渡辺県議の控訴棄却 石橋広島市議には上告棄却の決定

5年前の参院選の大規模買収事件、いわゆる河井事件を巡る裁判で、県議の渡辺典子被告に対し、広島高裁は1審の有罪判決を支持し、控訴を棄却しました。

県議の渡辺典子被告は、5年前の参院選を巡り河井元法務大臣から妻の案里元議員を当選させる目的で10万円を受け取ったとして、一審で有罪判決を受けました。
弁護側は、これを不服として控訴していました。

18日の判決で、広島高裁の森浩史裁判長は「客観的に見て選挙の応援と関連する状況で10万円が交付されている」と指摘しました。

そして「買収の認識があったと認定した1審判決に誤りはない」として、控訴を棄却しました。弁護側は上告する方針です。

一方、広島市議の石橋竜史被告には上告棄却の決定です。

石橋被告は現金30万円を受け取ったとして有罪判決を受け、上告していましたが、最高裁は15日付けで棄却を決定。判決が確定すると、石橋被告は公民権が5年間停止され、失職します。弁護側によると、石橋被告は17日付けで異議申し立てを行いました。

(2024年4月18日放送)

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