観光客からも高評価 広島空港と宮島口を結ぶ直通バス 県の実証実験スタート
アクセスの向上が課題の広島空港ですが、県は1日から空港と宮島口間を走る直通バスの実証実験を始めました。
運行が始まった実験用の小型バス。広島空港から宮島口まで最大で9人を乗せ、1日4往復します。
記念すべき初便の運行に合わせて関係者が空港に詰めかけ、最初の乗客6人の出発を見送りました。
高速道路などを走り、かかった時間はぴったり1時間…。
宮島口に到着しました。従来の広島駅まで行ってJRに乗り換える方法と比べ、30分ほど時間短縮になりました。
■利用客
「乗り換えいらないので楽かなと思いました。高速道路がメインだったので、あまり揺れもなく信号待ちもなくスムーズでした。(東京を)6時50分に出て、もう着いたんだ、早いなと思います。」
また、乗客は空港から運んだ荷物を一時的に預けたり宿泊するホテルまで
届けてもらうこともできます。手ぶらで宮島観光を楽しめるという訳です。こんなサービスもついて、料金は3500円から。実験の出だしは順調に進みました。
■(フェリー乗り場に向かいつつ、カメラに手を振り)
「行ってきます~」
乗客も満足そうです。
■運行する ひろでんモビリティサービス・明知正彦社長
「大型バスよりは高いけど、タクシーより安いというところ。そこに各種サービスが整うことで、いろんな展開ができます。」
空港からの直通バスは、佐伯区のジ・アウトレット広島を経由して西区のアルパークを結ぶルートも設けられています。今後一年間、この2ルートで実証実験を続け、それぞれの需要や課題をもとに実用化を目指すということです。
(2023年12月1日放送)